２０１３年５月１日
第26回全国菓子大博覧会・広島実行委員会様
広島県知事湯崎英彦様
広島市長松井一實様
障害者の政治参加をすすめるネットワーク
代表入部香代子
大阪府豊中市夕日丘１－４－２０－３０７
電動車いす利用者に対する対応に関する強い再要請
貴実行委員会におかれましては、今回の電動車いす入場拒否に端を発する問題について、当事者団体との話し合い、また広島県や広島市などと検討などを通じて入場拒否の方針を撤回され、ホームページにおいても告知内容を改定されるなどは前向きな対応として理解いたします。
しかし、４月２７日の新聞各紙報道によれば、「ただし、会場入り口ではこれまでと同様、混雑時に乗り換えを求める方針だ。」（中国新聞）、「しかし、安全確保のため１〜３人のスタッフが付き添うこととした。」（朝日新聞）、「ただ、「すべての来場者の安全に配慮する必要がある」とし電動車椅子利用者には本人の意向に配慮した上で見守りスタッフを最低１人付き添わせるとした。」（毎日新聞）などの報道がなされており、依然として電動車いす利用者に対して「特別な対応」がなされているように報じられています。もしそうであるとすれば、根本的には電動車いすは危険であるという考え方が払しょくされておらず、全構成団体の見識を疑わざるを得ません。さらに、構成団体である広島県、広島市は行政機関として、住民の人権を尊重しながら住民サービスを提供することは、必要最低限の責務です。広島県、広島市が構成団体である貴実行委員会の見識のない対応が、社会全体に電動車いすに対する誤解を招いており、人権侵害が生じているといえます。その責任は県知事や市長にも及ぶものだと考えます。
また、ホームページ上の告知についても、「障害者の方々への対応が不十分であり」との表現になっていますが、対応が不十分であったのではなく、差別的で不適切であったのです。今回の問題はその点に核心があります。
そこで、以下の３点について貴実行委員会の考えを再度お聞かせください。なお、連休前に早急にご対応いただきたいとの観点から、５月２日（水）までに、メールまたは郵送にてご回答ください。
１．ホームページ上の「電動車いすについても」という表現は、電動車いす利用者を「一般の参加者」に追加して認めるということになってしまうので表現を変更してください。
現状：「電動車いすについても、全ての開催日にひろしま菓子博2013の会場へ入場いただけます。」
修正案：「ご来場いただく全ての方に、全ての開催日にひろしま菓子博2013の会場へ入場いただけます。」
２．４月２７日の新聞各紙報道にある、「混雑時の乗り換えを求める」「本人の意向を配慮した上で見守りスタッフを付き添わせる」ということは事実であれば、即刻撤回してください。
３．ホームページ上の告知にある「対応が不十分」という表現は見直すべきだと思いますが考えを明らかにしてください。
以上
【要請行動に賛同するもの】障害者の政治参加をすすめるネットワーク
代表元豊中市議会議員入部香代子
事務局長名古屋市議会議員さいとうまこと
事務局員大牟田市議会議員ふるしょう和秀
会計熊本県議会議員平野みどり
さいたま市議会議員でんだひろみ
久留米市議会議員ふじばやし詠子
小郡市議会議員入江和隆
玉名市議会議員北本節代八代市議会議員大倉裕一
前中野区議会議員佐藤浩子
前熊本市議会議員村上ひろし
坂戸市障害者福祉市民ネットワーク吉井真寿美、以上１２名
当会以外の賛同者
福岡県議会議員大橋克己
大牟田市議会議員松尾哲也、平山光子
平嶋慶二、森田義孝
前大牟田市議会議員森遵
自治労都庁職福祉保健局支部執行委員新井常美
自治労障害労働者全国連絡会代表幹事相星勝利
大牟田市ボランティア連絡協議会会長杉野有美子
三池高次脳連絡会議事務局長伊藤憲一
一般社団法人空森田泰大
障害者支援施設あけぼの苑夏目尚
特定非営利活動法人障がい者相互支援センターMCP
市川杏奈、本田いずみ、山口沙希、保田広輝
障害者援護会でんくる古賀稔章
福岡・障害者と暮らしを創る会世話人大平実男
ＮＰＯ法人障がい者より良い暮らしネット服部美江子
ＮＰＯ法人しょうがい生活支援の会すみか代表理事芹田洋志
古川幸太郎
元県立高等学校教師樋口繁敏
古庄和秀後援会長庄山進、以上２３名
【連絡先】計３５名
事務局長齋藤まこと（名古屋市会議員）
〒464-0075名古屋市千種区内山3-7-11TEL 052-745-1001 FAX 052-741-2588
事務局員古庄和秀（大牟田市議会議員）
〒836-0041大牟田市新栄町１７－４７TEL:090-2517-4005FAX:0944-85-0028
メールアドレス：furusho_net@hotmail.comkz_furusho.1972.08.28.oomuta@docomo.ne.jp