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阿久根市長抗議文

更新日:2018年7月31日

2010年1月24日

阿久根市長 竹原信一 様

障害者の政治参加をすすめるネットワーク


代表 入部香代子

大阪府豊中市夕日丘1-4-20-307


抗 議 文

私たちは、障害者の政治参加をすすめるために、全国の障害がある自治体議員や市民等で構成している「障害者の政治参加をすすめるネットワーク」という団体です。

私たちは、竹原市長ご自身のブログにおける11月8日の障害者の存在を否定するような独自の主張についての真意を確認するため、昨年12月18日、阿久根市役所を訪問しました。12月議会定例会の閉会日というご多忙の中、私たちとの面談の場を設けていただいたことには感謝いたします。その話し合いの中で、市長は依然として障害者に対する差別的認識があると理解しましたが、ブログの記述により傷つけられた多くの障害当事者、家族、関係者の実態を報告したところ、謝罪はしないものの、誤解があったならばブログは修正すると市長自ら明言され、当日夕刻には削除され修正中と表現されました。

さらに、数日後の報道に私たちは茫然とするほかにはありませんでした。12月21日の福岡市内における講演で、ブログ問題の感想を語られた後、「木の枝の先が腐れば切り落とす。そうしないといけない」「表現として厳しいが刈り込む作業をしないと全体が死ぬ」などと発言されたと知りました。市長は、「『腐った木』とは障害者を指したのか」と聞かれ、「違う」と否定されたとも報道されていますが、話の流れからすれば、障害ある人、特に医療が必要な子どもたちの存在を否定するものだというのは明白です。これは言葉狩りというものではなく、死生観や文化的価値観を短絡的に障害者の存在と結びつける市長の発言は明らかに差別的なもので障害者の人間としての尊厳を傷つけるものです。

以上のことを踏まえ私たちは竹原市長の障害者差別発言に対して強く抗議をします。

この度、1月23日、24日に大阪府豊中市において、当会の全国大会を開催した中で、再度竹原市長に抗議文を送るべきという意見で一致し、この文書を送付するものです。深い徒労感を伴いながらこの抗議文を送っているということについて、市長が想像力を逞しくし、他者の心情に少しでも思いを馳せる中でこの抗議の意味を受け止めていただくことを求めます。

以上



障害者の政治参加をすすめるネットワーク

代 表 前豊中市議会議員 入部 香代子

事務局長 名古屋市議会議員 斎藤 まこと

事務局員 大牟田市議会議員 ふるしょう和秀

会 計 さいたま市議会議員 でんだ ひろみ

熊本県議会議員 平野 みどり 熊本市議会議員 村上 ひろし

新潟市議会議員 青木 まなぶ 久留米市議会議員 ふじばやし詠子

富岡市議会議員 こいど 恵子 中野区議会議員 佐藤 ひろこ

伊予市議会議員 水田 恒二 大阪府豊中市 井上 康

大阪府箕面市 永田 よう子 埼玉県板戸市 吉井 真寿美

大阪府吹田市 馬垣 安芳 岐阜県笠松町 戸田 二郎

障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議議長 楠 敏雄

障害者問題を考える兵庫県連絡会議 石橋 宏昭

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